2013年07月22日 (月) | 編集 |

早朝の北仙台。何も朝帰りした訳じゃ有りません。
逆です逆。朝、家族が寝てる間に出かけて来たのです。
北仙台の駅の裏手、北山の辺りのお寺さんを周って歩くつもりです。
まずは一番のお目当てのあじさいの名所へ。

伊達政宗は、中国の五山をまねて、仙台に城を構えた際、ここ北山の丘陵に五山を設けました。
政宗のおいた五山とは、遠山覚範禅寺・無為山東昌禅寺・松蔭山光明禅寺・當牛山満勝禅寺、そしてここ慈雲山資福禅寺ですが、すべて臨済宗のお寺ということです。
同じ禅宗の曹洞宗が地方豪族や一般民衆に広まったのに対し、臨済宗は時の武家政権に支持され、政治・文化に重んじられたのだそうです。
今ではあじさいの名所として、毎年の今の時期にはワタシの様な無宗教な人、カメラマンやブロガーなどで賑わいます。
一言で「あじさい(紫陽花)」と言っても、調べてみますとイロイロ有るそうで、

こぅして細かな多数の花を中心として、装飾花が周りを縁取るのが「ガクアジサイ」。
花びらの額縁が囲んでいるように見えることからこの名が付いたそうです。
同じブルーなのを並べてみましたが、これは「ホンアジサイ」という品種だそうです。
日本が原産の品種ということです。
一般的にアジサイというとこっちのチアリーダーのポンポンみたぃなのを言いますね。
ほぼ装飾花だけからなり、種子は稀にしか出来ないため、挿し木や株分けで増やすのだそうです。

境内へと登る石段の両脇にあじさいの咲く、日本情緒溢れるこの景色が、有名な毎年この時期の風物詩となっています。

弘安年間(720年位前)、米沢に当地の豪族長井時秀(長井氏3世)が大休仏源禅師を招いて開山したものが、1591年岩出山に、1600年仙台に移る。
政宗の師 虎哉和尚が中興開山として再興する。
伊達家16世輝宗の代に、3世義廣公夫妻の菩提寺である観音寺と光福寺を吸収して菩提を弔うようになった。
由緒書きを寄贈するのはナカナカ素晴らしいアイデアだなぁと妙なトコに感心しちゃぃましたww

地図まで設置されているので大きな寺かと思っちゃうかも知れませんが、さほどデッカク有りません。
グルッと周っても20分と掛かりません。

たぶんコレがそぅだと思うのですが、境内には幹が7つに分かれている「七香木蓮」(樹齢320年)のほか、樹齢200年の五葉松、同じく樹齢200年のこうざんようなどの保存樹木があるのだそうです。
「急須塚」ですって。おもしろい。
急須を供養するって感覚は、ちょっと今の人にはよっく分かりませんね、ワタシもティーバック派なので(笑)

参道の奥には木造の落ち着いた趣の本堂があります。

へん額には「平等窟(びょうどうくつ)」とあります。

禅寺らしい、無駄な装飾の無い佇まい。静かな朝を味わえます。

本堂脇にもアジサイの並ぶ趣深い路地が続きます。
花の盛りの時期に間に合って良かった


慈雲山 資福禅寺(臨済宗)
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この記事へのコメント
あじさいの頃が良いかと思います。
2013/07/25(木) 06:07:20 | URL | ぱんだ(親) #-[ 編集]
anegoさんも行きましたか!やっぱ綺麗ですよね。
早朝にお寺さんなど静かに歩くと、少しですが俗世を忘れます。
でも歩くとお腹空いて、朝ナニ食べようとか考えますがww
例年、もっとブァッとなってますか。ほど良く整備したのですかね。
蚊がいなくて助かりました♪
早朝にお寺さんなど静かに歩くと、少しですが俗世を忘れます。
でも歩くとお腹空いて、朝ナニ食べようとか考えますがww
例年、もっとブァッとなってますか。ほど良く整備したのですかね。
蚊がいなくて助かりました♪
2013/07/23(火) 06:02:05 | URL | ぱんだ(親) #-[ 編集]
私も数日前に行ってきました♪
参道両脇はずいぶん刈り込みされてスッキリしたせいか
例年よりボリュームが無かったような・・?
それとも時期が早かったのかしらん。
参道両脇はずいぶん刈り込みされてスッキリしたせいか
例年よりボリュームが無かったような・・?
それとも時期が早かったのかしらん。
2013/07/22(月) 11:32:17 | URL | anego #0.5zuuGg[ 編集]
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