
山門前の石碑には、「不許薫酒入山門」とあります。
これは「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」と読んで、葷(臭気をもつ野菜類=精がつく)を食べたり、酒を飲んだりした人は寺に入るな、ということだそうです。
山門の内側は修行の場だから、その妨げになるということだそうで、禅宗の寺にはよく掲げられる戒めの言葉。
ここ光寿院は、新寺のお寺の中でも、緑の木々が多くて私の一番のお気に入りなお寺です。
秋の見事な境内の模様は以前の記事で(コチラ)。
このお寺さんへは、雪が積もった時にいつかおじゃましてみたいと思っておりますが。
雪が降ったときは、ココまで歩いて来るのも大変ということで なかなかウマく行かないものです。
小さい宇宙には、軸線としての歩道が敷かれて整然としていて、フランス庭園みたぃにも感じます。
フランス、ヴェルサイユ宮殿の庭園は平面幾何学式庭園という技法で作られているそうです。
正面が、こじんまりと禅宗らしい慎ましい佇まいの本堂。
観音堂。裁松院さんの護持仏の聖観音を祀っています。
仙台三十三観音18番札所になっています。
まだまだ寒い仙台ですが、小春日和の日ざしにはようやく春の入り口というか、冬の出口の灯りくらいの希望を感じます。
あと1ヶ月も経てば新年度。希望の春、復興の始まる春になれば良いですが
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